密教の世界では、不動明王は大日如来の化身。
一見して西域風の顔立ちであり、大きくつり上がり睨みをきかせた眼。
『千』は、無限の意味を持ち、人々を救う観音の働きが無限であることを表現。
有名な俵屋宗達の風神・雷神図はこの像に誘発されて 描いたとも言われている。
ゑんま様は人間界を司る仏様と考えられている。
平安時代の中期に「南無阿弥陀仏」を唱えて人々に念仏を広めた空也上人の像である。
左側後方へ顔を見返った珍しいポーズの阿弥陀像には、伝説が残っている。
平安時代前期の一木彫像の頂点に位置する仏像である。
四天王と呼ばれる仏像のうち、その代表的な存在であり北方(鬼門)を守るのが多 聞天。
三千院の本堂・堂内いっぱいに金色に輝く阿弥陀三尊像である。
腹の前で定印を結んでいる阿弥陀像としては現存する中で最古。
古代インドのガンダーラの仏像と似た頭髪、ボディラインに張り付いた薄い衣。
二尊院はその名の如く釈迦如来と阿弥陀如来のふたつの本尊を安置する。
思索にふける弥勒菩薩像であり、人々を救済する方法を考えている。
エキゾチックな造形であり、面長で目鼻立ちが美しく彫りが深い。
平安初期の貞観様式の流れを感じさせるが、一方で10世紀に入った和様をみることができる。
平安時代中期に藤原道長・頼通に重用された大仏師・定朝の作。