仏像(千本ゑんま堂・閻魔王坐像)の特徴 本堂壁面の中央には本尊の閻魔王坐像が安置され、向かって右には司命尊像、向かって左には司録尊像が安置されている。当初の像は室町時代の応仁の乱(1467年~1477年)で焼失し、現在の像は室町時代の長享二年(1488)に仏師定勢により再現されたものである。 ゑんま様は人間界を司る仏様と考えられている。死者をあの世のどこへ送るかを決定する裁判長の役目を担い、人間を地獄道、餓鬼道、畜生道の三悪道には行か せまいとその恐ろしさを語り、嘘つきは舌を抜くとされている。そのため閻魔王坐像は、迫力満点の大きな目と口で怒りの表情となっている。向かって右の司命 尊像は裁きを受ける人の全ての情報が書かれた閻魔帳を手にし、向かって左の司録尊像は筆と木簡を持って判決を記録している。 |
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安置場所 | 千本閻魔堂 |
指定 | 重要文化財 |
制作年代 | 室町時代 |
像高 | 240センチ |
材質 | 木造 |
住所 | 京都市上京区千本通蘆山寺上ル |
交通 | 市バス「乾隆校前」 徒歩2分 |