京都の仏像を鑑賞する

三十三間堂・千手観音坐像

三十三間堂・千手観音坐像

仏像(三十三間堂・千手観音坐像)の特徴

千手観音の『千』は、無限の意味を持ち、人々を救う観音の働きが無限であることを表現している。実際の像は中央の合掌した手を除き40本となっている。これは1本の手につき、25の救いの働きがあると考えられていて、40×25=1000(無限)の救いの働きがあると考えられている。また、それぞれの手には異なった持物(じぶつ)を持っており、それぞれに観音の救いの働きを表現している。湛慶82歳の最晩年の作となる。

安置場所 妙法院三十三間堂
指定 国宝
制作年代 鎌倉時代(1254)
像高 337.8センチ
材質 木造寄木造漆箔
住所 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
交通 市バス博物館三十三間堂前すぐ


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