大勢の人が訪れ、祇園祭の中で最も賑わうのが宵山です。 「コンチキチン」という祇園祭独特の祇園囃子が山鉾町に響きます。また飾られた山鉾の豪華さに目をみはります。さらに山鉾町の町家では通りに面した格子を外し、道行く人に家宝の屏風や什器を披露します。
16日夜、前祭の宵山当日、八坂神社では鷺舞いの奉納をはじめ祇園田楽・石見神楽が舞われ、祇園石段下では京舞・太鼓・獅子舞・舞楽などの神賑奉納があります。また、山鉾町の囃子方が祇園囃子をかなでながら御旅所に参り、ここで巡行日の晴天を祈願する日和神楽の奉納もあります。
さらに、南観音山ではご神体を担ぎ出して町内を駆けめぐる「あばれ観音」という催しもあり、これが宵山のしめくくりになります。
23日の後祭・宵山は、歩行者天国や出店・夜店はありません。