祇園祭のハイライトは何といっても山鉾巡行です。 山鉾巡行の持つ本来の意味は、疫病をもたらす疫神を鎮めるために、鉾や山を作り、町中を回ったものが始まりと考えられています。また疫神を鎮めるものとして鉦・笛・太鼓で囃しました。これがコンチキチンお囃しです。
2014年、49年ぶりに後祭が復活しました。17日の前祭の山鉾巡行は23基、24日の後祭の山鉾巡行は10基、巡行します。前祭と後祭りでは巡行のコースが逆となります。
(▼下図は17日の前祭の山鉾巡行)
17日の午前9時に23基の山鉾が四条烏丸で集結し、先頭の長刀鉾の稚児が道路に張られたしめ縄を切り落して巡行の出発をつげます。
各鉾は、水引、前掛、胴掛、見送りなど豪華絢爛の懸装品で飾られ、鉦・笛・太鼓そして祇園拍子の調べにのせられて、四条通通〜河原町通〜御池通を巡行します。(左図)
後祭の山鉾巡行は、24日の午前9時30分に、橋弁慶山を先頭に、鉾1基、山9基の計10基が烏丸御池に集結し、そのあと御池通〜河原町通〜四条通を巡行します。