一ヶ月に及ぶ 京都・夏の一大イベント“祇園祭”

祇園祭のスケジュール

1日 吉符入 (山鉾町)

各町内で神事の打ち合わせなどが行われ、祇園祭がスタートします。

1日 朝10:00 長刀鉾町お千度(八坂神社)

長刀鉾町内一同が稚児を伴って八坂神社へお千度詣をします。

長刀鉾町お千度1 長刀鉾町お千度2

2日 朝10:00 くじ取式(京都市役所議事堂)

山鉾巡行の順番を決めます。

2日 朝11:30 山鉾町社参 (八坂神社)

くじ取式の後、山鉾町・各町の役員が揃って祭の無事を祈るため、八坂神社に参拝します。

10日~13日 前祭・鉾建て(山鉾町)

昔から伝わる「縄がらみ」で組み立てられ、1本の釘も使われていません。
「縄がらみ」はスプリングの役目を果たし、巡行の時も鉾全体を柔構造にします。

鉾建て1 鉾建て2

10日 お迎提灯(所定コース~八坂神社)

お迎提灯とは、同日に行われる御輿洗の御輿を迎えるために祇園万灯会の人たちによって提灯行列が行われるものです。

10日 御輿洗(八坂神社~四条大橋~八坂神社)

御輿は、夜7時に八坂神社を出発。四条大橋の位置で御輿を清める儀式が行われます。この日から八坂神社の境内では、提灯が華やかに提ります。

13日 長刀鉾稚児社参(八坂神社) 

稚児が八坂神社に詣で、神の使いとしての「お位」を授かります。

長刀鉾稚児社参1 長刀鉾稚児社参2

16日 前祭・宵山(山鉾町)

宵山前祭・宵山は16日です。15日の宵々山と16日の宵山の深夜までの両日、四条通と烏丸通が歩行者天国になり出店・夜店が立ち並びます。また鉾内部の見学や「ちまき」や護符を頒布しています。
宵山当日(16日夜)八坂神社では鷺舞いの奉納をはじめ、祇園田楽・石見神楽が舞われ祇園石段下では京舞・太鼓・獅子舞・舞楽などの神賑奉納があります。また山鉾町の囃子方が祇園囃子をかなでながら御旅所に参りここで巡行日の晴天を祈願する日和神楽の奉納もあります。
南観音山ではご神体を担ぎ出して町内を駆けめぐる「あばれ観音」という催しもあり、これが宵山のしめくくりになります。

17日 朝9時 前祭・山鉾巡行(所定コース)

朝の9時に23基の山鉾が四条烏丸で会し、先頭の長刀鉾の稚児が道路に張られたしめ縄を切り落して巡行の出発をつげます。
各鉾は、水引、前掛、胴掛、見送りなど豪華けんらんの懸装品で飾られており、鉦・笛・太鼓そして祇園拍子の調べにのせられて巡行コースにおもむきます。

山鉾巡行1 山鉾巡行2

17日 神幸祭(所定コース)

巡行のあと引き続き神幸祭に移り、神輿3基が氏子の区内をまわり御旅所まで行きます。ここで24日の還幸祭まで祀られます。

18日〜20日 後祭の鉾建て(山鉾町)

昔から伝わる「縄がらみ」で組み立てられ、1本の釘も使われていません。

20日〜21日 後祭の曳き初め

20日 14時・鉾の曳き初め - 大船鉾(新町通)
20日 15時・曳山の曳き初め - 北観音山・南観音山(新町通)
21日 11時・舁山の舁き初め - 橋弁慶山(蛸薬師通)

23日 後祭・宵山

歩行者天国や出店・夜店はありません。

24日 後祭・山鉾巡行(所定コース)

2014年、49年ぶりに後祭が復活しました。後祭の山鉾巡行は、24日の午前9時30分に、橋弁慶山を先頭に、鉾1基、山9基の計10基が烏丸御池に集結し、そのあと御池通〜河原町通〜四条通を巡行します。
(写真の花傘巡行は、後祭復活後も継続しています。一部区間では後祭・山鉾巡行に続いて巡行します。)

花傘巡行1 花傘巡行2

24日 還幸祭(所定コース)

午後5時頃、四条御旅所を三基の神輿が出発。それぞれ所定のコースを経て八坂神社御供社に至り、祭典を行ないます。午後9時から10時頃八坂神社に還幸。御神霊を神輿より本社に還し、祭典を行ないます。

還幸祭1 還幸祭2

28日 神輿洗(四条大橋)

31日 夏越祭(八坂神社)