方丈庭園
方丈庭園
江戸時代初期の枯山水庭園であり小堀遠州の作庭と伝えられる。大きな石組を方丈側から見て左奥にレイアウトし、前面と右手には、白砂のみの広い空間を残す 構成となっている。また、大きな石を横に寝かして配置する手法により、俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれている。昭和26年に国の名勝に指定されている。
小方丈庭園
別名「如心庭」と呼ばれている枯山水庭園である。昭和41年、当時の管長・柴山全慶老師が指導して作庭した。「心」字のかたちに石を配し、解脱(げだつ)した心のように、落ち着いた雰囲気を持つ禅庭園となっている。
六道庭
「六道庭」は、六道輪廻(りくどうりんね = 我々は、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を生まれ変わり続けるという仏教の世界観)の戒め (いましめ)の庭である。杉苔の中に配置された石は、煩悩に迷い、涅槃の境地に達することなく六道を輪廻する我々凡夫のはかなさを想わせる。
住所 | 京都市左京区南禅寺福地町86 |
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交通 | 地下鉄東西線 蹴上下車 徒歩約8分 |