▲方丈正面の南庭
方丈庭園
東福寺では、方丈の周り東西南北の四面に庭園をめぐらせている。作庭は、1938年(昭和13年)の重森三玲による。
方丈正面の南庭
鎌倉時代の質実剛健な風格を基調に、近代芸術の抽象的構成をとり込んだ枯山水式庭園。
細長い地割に、蓬莢・方丈・瀛洲(えいじゅう)、壺梁(こうりょう)の四島に見立てた巨石と、砂紋による荒海の表現している
西方に五山を築山として大和絵風にあらわし、神仙境を表現している
方丈西庭・「井田市松」の庭
西庭は「井田市松」の庭。さつきの刈込みと砂地が大きく市松模様に入り、くず石を方形に組んで井田を意図して表現。色彩の変化も楽しい庭。
方丈北庭・市松の庭
市松の庭は、作庭以前に南の御下賜門内に敷かれていた石を市松模様に配したもので、通天紅葉の錦織りなす景観を借り、サツキの丸刈り、苔地の妙が調和するという、南庭とは逆に色彩感あふれる空間となっている。
方丈東庭・北斗の庭
北斗の庭は、もと東司の柱石の余材を利用して北斗七星を構成し、雲文様地割に配している小宇宙空間をつくっている。
住所 | 京都市東山区本町15丁目778 |
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交通 | R・京阪電車 東福寺下車 徒歩約10分 市バス 東福寺下車 徒歩約10分 |