庭園
豊臣秀吉建立の祥雲禅寺時代に原形が造られた。その後、智積院になってからは、第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し、築山・泉水庭の先駆となった。盧山(中国江西省九江市南部にある名山)を象って築山(つきやま)を造り、石組と植え込みを力強く美しく配置、その前面には満々と水をたたえた池を掘り、全体に雄大さと重厚味が感じられる。庭園に面して建つ大書院の縁側の下に池が入り込んでいる様子は、平安期の寝殿造の釣殿(つりどの)のようでもある。5月下旬から6月下旬にかけては、ツツジの花が咲きほこり、築山(つきやま)を華やかに彩る。
住所 | 京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964 |
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交通 | 市バス 博物館三十三間堂前 徒歩5分 |
市バス 東山七条 徒歩3分 |