甘酒
京都の伏見は酒処です。2月には新酒を絞った香り高い酒粕が出まわります。酒粕を使った暖かい甘酒で、底冷えする冬の京都を乗り切ります。
また、江戸時代には、夏に、冷やしたものを暑気払いに飲む習慣があったといいます。俳句では現在でも夏の季語となっていて、夏は夏バテを防ぐ意味合いもある健康的な飲料です。
甘酒には、ビタミンB1 、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、すべての必須アミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれており、これらの栄養は病院の点滴とほぼ同じ内容です。
現在では、素材の栄養を保ちつつフリーズドライした甘酒が年間を通して販売されています。
酒かす/100g
水/3カップ
砂糖/30g
おろししょうが/少々
1.分量の酒粕を水1カップに浸して柔らかくする。
2.水2カップを鍋に注ぎ沸騰させる。
3.2に1を入れおおむね溶かし込み、分量の砂糖を加える。
4.酒粕が溶けるまで弱火でしばらく煮る。
5.湯のみに注ぎ、最後におろししょうがを添える。