もとは光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)の別荘であった地。 のちに関白・藤原道長が譲りうけ、その後、永承7年(1052)に道長の子・藤原頼通 が寺とした。
写真の阿弥陀堂は、左右に翼廊を伸ばした姿が鳥の鳳凰に似ていることとや、屋根に鳳凰をのせているので、鳳凰堂と呼ばれるようになった。この鳳凰堂は、天喜元年(1053年)の建立であり、平安時代の貴族が建立した現存する建物として非常に貴重な史跡となっている。
境内南側に、2001年に開館した博物館・平等院ミュージアム鳳翔館では、平安時代の貴重な美術品の数々を観覧できる。