京の六地蔵めぐり

常磐地蔵・源光寺

上善寺の姉子地蔵に対し乙子(おとご)地蔵と呼ばれる

常磐地蔵・源光寺

臨済宗天龍寺派の尼寺です。このあたりは鳥羽天皇皇女の八條女院の山荘常盤殿があった地と伝えられています。また、歌人・藤原為業が出家した地とも伝えられてます。また寺の東には平安時代の美人として知られる常盤御前の墓があります。地蔵堂に安置している地蔵菩薩像は常盤谷(ときわだに)地蔵と呼ばれるとともに、上善寺の姉子地蔵に対して乙子(おとご)地蔵と呼ばれています。平安時代初めに、小野篁(おののたかむら)が、一度冥土へ行った際に生身の地蔵尊を拝んだことで蘇った後、一木から六体の地蔵を彫りだしたうちのひとつという伝説があります。初めは大善寺に六体の地蔵尊が安置されていましたが、平安時代末期の保元年間(1156~59)になり、平清盛が西光法師に命じて、大善寺も含め京へ出入りする街道口の6ヶ所に分けて安置するようになり、ここ常盤の地に分祀されたものと伝えられています。

地蔵名 常磐地蔵
寺名 源光寺
街道名 周山街道
住所 右京区常盤馬塚町1
交通 嵐電常盤
TEL 075-872-8157
拝観時間 午前9時~午後5時


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