1日 | |
献茶祭(けんちゃさい) | |
場所 | 北野天満宮(きたのてんまんぐう) |
TEL | 075-461-0005 |
交通 | 市バス北野神社前 |
献茶祭は豊臣秀吉により北野大茶湯が催されたことにちなみ、今日では茶道隆盛を願い恒例的に行われる祭典。茶道六家元の宗匠が毎年輪番で献茶の儀を営む。 式が終了すると境内にある明月舎・松向軒をはじめ隣接する上七軒歌舞練場に茶席が設けられる。 |
7日~8日 | |
成道会と大根だき(じょうどうえとだいこんだき) | |
場所 | 千本釈迦堂 大報恩寺(せんぼんしゃかどう だいほうおんじ) |
TEL | 075-461-5973 |
交通 | 市バス上七軒下車 |
大根焚きは鎌倉時代、慈禅上人が釈迦の悟りをひらいた日を記念して始めたもの、大根の切り口に「梵」の字を書いて厄除けを祈願、これを魔除として参拝者にふるまったのが始まりといわれている。さらに江戸時代には中風退治の行事として信仰を集めるようになった。両日とも大鍋で煮こまれた大根が授与され、参拝者は境内に出された床机に座りお碗に盛られた大根をいただく。両日は12000人分が用意されるという。 |
8日 | |
針供養(はりくよう) | |
場所 | 法輪寺(ほうりんじ) |
TEL | 075-861-0069 |
交通 | 市バス嵐山中之島公園(阪急・京福嵐山駅) |
奈良時代に始まったと言われる針供養で、本堂に置かれた大きなこんにゃくに、5色の糸をつけた針を刺すという催しで午後から本堂で各地から送られてきた廃針の法要と日頃使う針に感謝をし技法上達を祈願する。甘酒の接待も準備されている。 左京区の針神社でも針供養が午後から行われる。TEL:075-791-3576 |
13日 | |
事始め(ことはじめ) | |
場所 | 祇園など |
師走も中旬に入る頃には京都では新春を迎える準備の行事がはじまる。それを「事始め」という。 本家に分家が、主家に別家が、師匠の所へ弟子が、それぞれ鏡餅を持参して過ぎしこの一年の謝礼の挨拶をするのである。とりわけ京都祇園の事始めは著名で、祇園甲部の舞妓、芸妓衆が京舞の家元井上家に続々と挨拶に訪ねます。家元からはげましの言葉をうけ、祝儀に舞扇の手渡しを受けてかえります。 |
13日~31日 | |
空也踊躍念仏(くうやゆやくねんぶつ) | |
場所 | 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ) |
TEL | 075-561-6980 |
交通 | 市バス清水道(西200メートル) |
平安時代の中期、京都に疫病が流行した時、同寺を開いた空也上人が疫病退散、衆生救済を祈って始めた「踊躍念仏」が起源といわれる。本堂内陣で3人の僧侶たちが身体を前後に動かしながら金鼓に合わせて「モーダ、ナンマイト」と念仏を唱え導師の周囲を歩いて回り今年1年の罪業の消滅を念じる。 |
14日 | |
義士祭(ぎしさい) | |
場所 | 山科地区 |
TEL | 075-571-0011 |
交通 | JR山科、京阪山科駅 |
四十七人の赤穂浪士が主君・浅野長矩のあだ討ちをした14の日に因んで山科地区では300人余りの人々によって「義士行列」が行われる。連判状や踊りの披露、和太鼓の演奏をしながら街を練り歩くもので、ゆかりの社寺では義士を偲ぶ法要や遺品展、お茶席や甘酒の接待もある。 |
20日 | |
煤払い(すすはらい) | |
場所 | 東西・本願寺(とうざい・ほんがんじ) |
御用納めといわれる20日に行われるこれは、年末の大掃除をするという意味ではなく、新しい年に神や仏をお迎えをする信仰としての行事で、はじめ門主が自ら長い柄のついた箒で左右を払い、そのあと僧侶と一門の信徒が煤竹2本を持ち、一斉にほこりを叩き出します。そのうしろから大うちわを持つ列がほこりを外へあおぎ出すという趣向で煤を払う。 |
25日 | |
お身拭式(おみぬぐいしき) | |
場所 | 知恩院(ちおいん) |
TEL | 075-531-2111 |
交通 | 市バス知恩院前下車 |
法然上人像を安置する御影堂の厨子が開かれ500名余の僧侶による念仏法要(木魚に合せて唱える独特の木魚念仏)の声が響く中で行われる。日頃は金色の厨子の中に安置されている木造の法然上人坐像が僧侶の手で式台の上に運ばれ、門主らが香染めの網羽二重を使って坐像の顔や胴を清め、上人の徳を偲ぶと共に新しい年への幸せを祈る。この羽二重は袈裟にして信徒に授与されることになる。この日は修行僧の加業(かぎょう)(4日~25日)の満願の日にあたり、満業式に合せて行われる。御影堂で行われる木魚念仏は1年に1度この日だけで、大変賑う。一般拝観は自由である。 |
31日 | |
大祓式(おおはらえしき) | |
場所 | 京都の各神社 |
年こしの31日は各神社とも年納めの儀式と迎春の準備に入る。 各神社では、知らず知らずの内についた罪や穢れを人形(ヒトガタ)に移して川に流したり、焚き上げたりして祓い清める大祓式が行われる。式典の後は、一年間無病息災で過ごせた神恩に感謝し、来る年の安全を祈願する祭典、除夜祭が行われる。 |
31日 | |
除夜釜(じょやがま) | |
場所 | 千本ゑんま堂 引椄寺(せんぼんえんまどう いんじょうじ) |
TEL | 075-462-3332 |
交通 | 市バス千本鞍馬口 |
お茶や茶道具に1年間の感謝の心をこめてかけられる釜。20時30分から境内茶筌塚の除幕式もある。お茶席は23時頃まであり。茶席毎に使い古した茶筌の茶筌供養もある。除夜の鐘は、23時40分からはじまる。108回を先着順に打鐘出来る整理券がある。 |
31日 | |
おけら詣り(おけらまいり) | |
場所 | 八坂神社(やさかじんじゃ) |
TEL | 075-561-6155 |
交通 | 市バス 祇園石段下 |
大晦日から元旦の朝にかけて神社に参拝。おけらの根を焚いた灯籠の火を吉兆縄に移し火して、これを持ちかえるという京都に古くから伝わる迎春のための伝統行事である。持ちかえったおけら火(吉兆縄に移した火)で元旦の雑煮の火種にする。 |
31日 | |
除夜の鐘(じょやのかね) | |
場所 | 京都の在洛各寺院 |
京都の在洛各寺院では「旧年をとり除く夜」正「子」ねの刻に煩悩を払うための鐘をつく。これは、過去、現在、未来にわたる108の煩悩を取り払うため祈りをこめ108を打鐘する。 |