西行が多くの和歌を詠んだ地
花の寺と呼ばれている。春は約450本の桜が咲き全寺が花に埋もれてしまう。平安末期の僧・西行法師はこの寺で出家し、庵を結び、桜をめでた。世に言う西行庵、西行桜である。 西行が多くの和歌を詠んだ当地では、細川幽斎が連歌の会を催し、謡曲の舞台ともなった。 寺伝では、白鳳時代に役行者により開創、延暦10年(791)最澄が再建したという。 国宝の如意輪観音像、重要文化財の薬師如来座像は、一木造りの貞観仏。その他の古仏とともに宝物館に収蔵されており、10時から16時の間、30分ごとに説明つきの案内がある。
▼西行桜
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