先斗町は、河原町通りの東に位置し、三条から四条までを南北に通る石畳の落ち着いた町筋である。
先斗という地名はポルトガル語のポント「先」を語源としているという説がある。 桃山時代当時の都の端=「先」を指していると言うものだ。
この先斗町は、鴨川をはさんだお隣の祇園とともに京の代表的な花街のひとつである。夕方ともなると、芸妓や舞妓がお座敷へ行く姿に出くわすことも少なくない。落ち着いた石畳に華やかな姿が栄え、観光客や5時から族の足を止める。
また、先斗町歌舞練場で、春に催される「鴨川をどり」もよく知られている。 |