錦小路通のうち「寺町通〜高倉通」間の商店街
錦市場は京の台所と呼ばれている。四条通りの北に位置する筋で、東は新京極に面した錦天満宮からまっすぐ西へ、全長は約400mの市場である。道の両側には150もの店が並んでいる。 錦の市の始まりは、400年前の室町時代に魚を商う市が立ったことによる。地下水が豊富に湧き出たために、生鮮食品の商いに都合がよかったためである。そして江戸時代にはたいへん賑わいを見せた。 午前は仕入れの料理人、午後からは買い物客や観光客らで賑わう。鮮魚だけでなく塩干物、京野菜、京漬物、惣菜などを商う店が軒を連ね、「京のおばんざい(家庭料理)」を知る上でも訪れたいところ。
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