醍醐〜山科

醍醐寺

上醍醐、下醍醐合わせて8万坪の境内には、約2000本の桜

金堂の写真

▲国宝金堂

住所 京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL 075-571-0002
交通 地下鉄東西線 醍醐駅下車 徒歩10分
京阪バス 醍醐三宝院前下車 徒歩すぐ

真言宗醍醐派総本山。 醍醐山の全山が寺の境内になっていて、山上の上醍醐、山裾の下醍醐に分かれている。80を超える堂宇の多さと、寺域の広さでは、京都でも屈指の大寺院である。
創建は、貞観年間(859〜877)のこと。理源大師が世俗を離れて真の仏教を悟ろうと上醍醐に小堂宇を建立したことに始まる。 山岳道場らしく、今でも上醍醐を巡拝するのに3時間はかかる。
理源大師が建てた准てい堂は、西国三十三カ所めぐり第11番札所。如意輪堂とともに大師ゆかりの建物だが、後年の再建。そのほか上醍醐には天治元年(1124)建立の薬師堂や五大力さんの名で有名な五大明王をま つる五大堂、霊水・醍醐水など見どころが多い。
下醍醐は醍醐天皇の勅願寺として開けた寺で、ここも名所旧跡の宝庫。 特に五重塔は、天暦5年(951)に完成した京都府内でも最古の建造物である。 五重塔以外の建物は、応仁の乱により消失し、豊臣、徳川両家によって、今日の伽藍に整えられた。
総門から仁王門まで桜馬場が続き、左右の築地塀の中に、三宝院や霊宝館がある。 仁王門を入ると豊臣秀吉が紀州より移した金堂や御影堂なとが並ぶ。金堂は平安末期の遺構。堂内には鎌倉時代の薬師三尊(国宝)が 安置されている。
花見の名所として知られ、上醍醐、下醍醐合わせて8万坪の境内には、約2000本の桜が植えられている。慶長3年(1598)秀吉が豪華な花見の宴をくりひろげたことにらなんで、毎年4月第2日曜日に、太開花見行列が行われる。

▼国宝五重塔
五重塔の写真

▼桜馬場
桜馬場の写真

▼不動堂
不動堂の写真

▼祖師堂
祖師堂の写真

▼大講堂
大講堂の写真

▼清瀧宮本殿
清瀧宮本殿の写真

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