枯山水庭園「元信の庭」
室町時代の画家・狩野元信の作品で、絵画的な構成を持つ庭園である。背景には、やぶ椿、松、槇、もっこく、かなめもち 等、常緑樹を主に植え、一年を通して変わらない美しさを求めたと考えられる。 50坪あまりの中に滝組・蓬莱島を中心に、無駄なく石を配置し、曲線を主流とした絵画的で具体的な表現となっている。
余香苑
造園家中根金作の設計により、昭和38年から3年をかけ完成した昭和の名園。伝統的な造園手法を基盤とした中にも優雅さを含む。 構造上目立たぬ苦心が随所に払われており、正面から庭園を見渡した時の奥行き感が見事である。四季の草花の変化も美しい。
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