あらすじとゆかりの場所
「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。」の序段に始まることで知られる。 清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と合わせて日本三大随筆のひとつ。特に『徒然草』の中には、現代に通じる多面的な哲学・思想・文学が息づいている。 兼好は、仁和寺に程近い双が丘(ならびがおか)に住居を構え、仁和寺に関する説話も多い。