京都を舞台とした文学

お吟さま(おぎんさま)

作者 今東光
年代 1956年に裏千家の機関誌『淡交』に1年間連載。1956年下半期直木賞

あらすじとゆかりの場所

千利休の娘・お吟は、堺の豪商に嫁いだ後も、初恋のキリシタン大名・高山右近(たかやまうこん)に想いを寄せていた。やがて、右近はキリシタン廃止令による棄教を拒否したため追放となるが、お吟と右近との密会が発覚する。堺の豪商と離婚したお吟の美貌は、最高権力者である秀吉の関心をひき強引な横恋慕が始まる。右近への愛を貫こうとするお吟は悲劇へと追いつめられてゆく。
ストーリーの中で天正15年(1587年)の北野天満宮での北野大茶会のことも描かれている。

北野天満宮の写真
史跡名 北野天満宮
住所 京都市上京区馬喰町
交通 市バス 北野天満宮 徒歩1分

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