恋塚浄禅寺とも呼ばれる
正式は浄土宗西山禅林寺派・総本山永観堂末刹寺・恵光山浄禅寺です。寺の起源は、平安時代の1182年(寿永元年)文覚(もんがく)上人の開基と伝えられいます。境内にある袈裟御前(けさごぜん)の首塚(恋塚)から、恋塚浄禅寺とも呼ばれています。本堂には本尊阿弥陀如来立像、観音堂には11面観音立像を安置しています。地蔵堂に安置している地蔵菩薩像は、平安時代初めに、小野篁(おののたかむら)が、一度冥土へ行った際に生身の地蔵尊を拝んだことで蘇った後、一木から六体の地蔵を彫りだしたうちのひとつという伝説があります。初めは大善寺に六体の地蔵尊が安置されていましたが、平安時代末期の保元年間(1156~59)になり、平清盛が西光法師に命じて、大善寺も含め京へ出入りする街道口の6ヶ所に分けて安置するようになり、ここ鳥羽の地に分祀されました。本堂
本堂には、ご本尊の阿弥陀如来像と袈裟御前像が安置されている。
恋塚と恋塚碑
袈裟御前の首塚と伝えられる恋塚(左)と林羅山の撰文による恋塚碑(右)が並ぶ
地蔵名 | 鳥羽地蔵 |
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寺名 | 浄禅寺 |
街道名 | 鳥羽街道 |
住所 | 南区上鳥羽岩ノ本町93 |
交通 | 近鉄上鳥羽25分 |
TEL | 075-691-3831 |
拝観時間 | 午前9時~午後5時 |