初めは六体の地蔵尊を安置
正式名を法雲山浄妙院大善寺いう浄土宗の寺です。705年( 慶雲2年)藤原鎌足の子、定恵上人によって創建されました。地蔵堂に安置している地蔵菩薩立像(重要文化財)は、平安時代初めに、小野篁(おののたかむら)が、一度冥土へ行った際に生身の地蔵尊を拝んだことで蘇った後、一木から六体の地蔵を彫りだしたうちのひとつという伝説があります。初めはここ大善寺に六体の地蔵尊が安置されていたため、大善寺は現在でも「六地蔵」と呼ばれ親しまれています。平安時代末期の保元年間(1156~59)になり、平清盛が西光法師に命じて、大善寺も含め京へ出入りする街道口の6ヶ所に分けて安置するようになり、これらの六地蔵を参拝して巡回する六地蔵巡りの風習が生まれました。本堂
勧修寺の宸殿を移築した本堂。
鐘楼
天井には菊と三つ葉葵の紋章がある。徳川秀忠の娘・東福門院が寄進した鐘楼である。
地蔵名 | 伏見六地蔵 |
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寺名 | 大善寺 |
街道名 | 奈良街道 |
住所 | 伏見区桃山町西山24 |
交通 | JR・京阪六地蔵8分 |
TEL | 075-611-4966 |
拝観時間 | 午前9時~午後4時 |