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京都時代別散策・明治時代

京都博覧会から始まった都おどり。

明治の東京遷都のあと斜陽化する京都の再生策として、明治5年、京都博覧会が開かれました。このとき京の舞妓・芸妓の技芸発表のイベントが同時に計画され、これが「都をどり」として始められました。このイベント会場が歌舞練場です。のちに、毎年、4月1日から月末までを「都をどり」興行の期間とし、華やかな京の春の幕開けを告げています。

祇園甲部歌舞練場

市バス四条京阪

祇園甲部歌舞練場

 

桜の名所、円山公園の誕生。

四条通りから八坂神社を通り抜けると円山公園にでます。京都で最初にできた公園であり、桜の名所でもあります。公園は明治19年(1886)につくられました。公園に隣接して八坂神社、知恩院、高台寺など、京都を代表する史跡があります。また公園内には野外音楽堂もあり、コンサート等に使われています。

円山公園・枝垂桜

市バス祇園 徒歩5分

円山公園・枝垂桜

「祇園枝垂桜」が有名であり、夜間のライトアップでも知られている。

円山公園・お花見

市バス祇園 徒歩5分

円山公園・お花見

公園の一角は、サラリーマンや学生のお花見場所となる。

琵琶湖と京都を結んだ京都疏水。

京都疏水は琵琶湖疎水ともいわれ、明治期に琵琶湖から京都に引かれた水路であり、舟運、水道用水、水力発電、灌漑、工業用水などに使われ、京都の近代化に貢献しました。現在でも京都市への水道用水を供給するのが主たる目的となっています。

京都疏水

市バス京都会館美術館前下車

京都疏水

岡崎の文化ゾーンの横を流れる京都疏水。このあたりでは岡崎疏水と呼ばれている。

水路閣

市バス南禅寺永観堂道前下車

水路閣

京都疏水は、南禅寺境内も横切っている。

平安神宮の創建と時代祭の発祥。

明治維新によって都が京都から東京に移り京都は一時衰退していましたが、その京都の町おこしのひとつとして、明治28年に平安遷都1100年を記念して平安神宮が創建され、記念行事としてに時代祭が始まりました。時代祭は、平安時代から明治維新までの衣裳を着けた豪華な時代行列が都大路を練り歩くというもので、祇園祭、葵祭とともに京都の三大祭のひとつとなっています。

平安神宮

市バス 京都会館美術館前下車

平安神宮

へき瓦丹塗りの社殿は、平安京大内裏の朝堂院を約3分の2に復元した建物である。 当時は第4回内国勧業博覧会のパビリオンとなった。

時代祭

 

時代祭

平安京遷都があった10月22日に京都の歴史と文化の変遷をビジュアルで楽しめるものとなっている。