毎年7月7日の貴船の水まつりには、料理店や酒蔵業、菓子屋など水に関わる仕事をしている人の参拝が多い。また6月1日の貴船祭りでも知られている。
創建は、明らかではないが、平安遷都以前といわれている。 平安京の造営により、この地が賀茂川の上流であったことから、都の水を司る神として崇められた。
当時の社の位置は、現在の奥ノ宮の位置にあったのを天喜3年(1055)に現在の本殿の位置に移した。
二の鳥居(写真上左)をくぐって、情緒のある赤い灯篭の参道(写真上右)を登っていけば、本殿、拝殿、権殿、末社がある。
拝殿には狩野探幽筆、尊燈法親王書の三十六歌仙額が掲げられている。
本殿から、奥ノ官までの道中にある結社は縁結びの神であり、和泉式部も夫の愛を取り戻すために祈願の歌を詠んだ所。