すぐきは上賀茂で古くからの伝統を受け継いで作らてきた京漬物。すぐき菜を塩だけで漬け込み、熱を加え乳酸発酵させることによる独特の酸味が特徴の漬物である。今では一般的になった熱を加える際に使われる電気室は昭和36年に、六代目のすぐきや六郎兵衛によって開発された。
食べ方は、軽く水洗いしカブの部分はお刺身の様に少し厚めに切り、菜っ葉はなるべく細かく切って少し醤油をたらして食べる。またお酒のあてや寿司ネタにもよくあう。細かく刻んだすぐきでお茶漬やまぜ御飯、焼き飯の具としても使える。
近年、ガンやウィルス感染の予防に有効なインターフェロンをつくる能力を高めるラブレ菌が、すぐきや六郎兵衛のすぐきから発見され、注目を集めている。