京都御苑は、京都御所の外苑である。南北1.3キロメートル、東西700mの敷地には、京都御所を中心に、仙洞御所と大宮御所がある。
明治2年の東京遷都までは、宮家や約200の公家の屋敷もあった。 現在、邸宅跡は芝生と玉砂利の広い道に変わり、市民の憩いの場になっている。
運動広場やテニスコート、児童 公国もある九条邸のあったところに残る厳島神社と拾翠邸、花山邸の鎮守社・宗像神社、西園寺家の白雲神社が往時をしのばせる。
また御苑の周囲の築地堀には、蛤御門や乾御門、清和院御門など九つの門があり・それそれに歴史の物語を秘めている。