営業時間 | 9時30分~17時/月曜休館 | TEL | 075-761-4111 | 交通 | 市バス京都会館美術館前 |
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2020年1月4日(土)~2月16日(日)
イタリア現代陶芸を代表する作家であるニーノ・カルーソ(1928–2017)は、神話性、象徴性を制作におけるテーマの一つとしています。初期は、それらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作していましたが、次第に古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などの形態制作を通じて、古代と現代を結ぶ空間の構築へと向かいました。こうしたカルーソの表現は、日本を含め世界中で高い評価を得ています。
本展は、ニーノ・カルーソの偉業を約90点の代表作ならびに数々のデザインワークやスケッチなどの資料を通じて紹介する、日本で初めての本格的な回顧展です。
営業時間 | 9時00分~17時/月曜休館 | TEL | 075-761-4107 | 交通 | 市バス京都会館美術館前 |
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本館はリニューアル中。
営業時間 | 9時~17時/月曜休館 | TEL | 075-541-1151 | 交通 | 市バス三十三間堂博物館 |
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2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
紫宸殿は、内裏(現在の京都御所)の諸殿舎のなかでも最も格式が高い御殿です。古くは日常政務の場でしたが、やがて即位や大嘗会(だいじょうえ)などの重要な儀式も行われるようになりました。
その紫宸殿にある高御座後方に立てられるのが、賢聖障子(けんじょうのしょうじ)です。獅子狛犬と負文亀(ふぶんき)、そして中国殷代から唐代にいたる賢臣32人が描かれるもので、平安時代にさかのぼる歴史があります。
現在の京都御所障壁画の多くは、安政2年(1855)の再建時に新調されましたが、賢聖障子は寛政4年(1792)に制作されたものが残っています(一部に後補あり)。今回の特集展示は、この賢聖障子が9面すべて公開されるたいへん貴重な機会です。
営業時間 | 10時~18時/月曜休館 | TEL | 075-222-0888 | 交通 | 地下鉄烏丸御池駅 |
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2020年1月4日(土)〜3月8日(日)
伊藤久三郎は、1906年(明治39)、京都市下京区に生まれました。12歳で京都市立美術工芸学校予科に入学し、絵を学び始めます。1928年(昭和3)に京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業後は上京し、一九三〇年協会や二科会、九室会などで活躍しました。戦況の悪化で1944年(昭和19)に帰郷、敗戦後は京都を拠点として、儚くもユーモラスな絵画を制作し続けます。伊藤は京都における抽象画の先駆とも言うべき存在でした。
戦前のシュルレアリスムの影響を感じさせる画風から、戦後の自由なイメージの展開へ。変化する画風に通底するのは、夢と現実社会、幻想と抽象が交錯し共存する、両価的な世界です。
本展では、主に京都府が所蔵する伊藤久三郎作品を中心に、伊谷賢蔵や福井勇ら、共に戦後の行動美術協会で活躍した作家の作品も併せてご紹介します。
営業時間 | 10:00-17:00(最終入館 16:30) | TEL | 075-957-3123 | 交通 | JR 山崎 阪急 大山崎 |
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2019年12月14日(土)-2020年3月8日(日)
清宮質文(せいみや なおぶみ 1917-1991)は、画家、版画家の清宮彬(ひとし)の長男として東京に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で油彩画を学びます。1953年ころから画業に専念するようになり、以降、本格的に版画やガラス絵を制作しました。その静謐で詩情に満ちた画風は高く評価され、今でも多くの人々を魅了してやみません。本展は、関西ではじめて、その画業の全貌を紹介する機会となります。版画家として広く知られる清宮ですが、ガラス絵の作品にも焦点をあて、心の奥底へ深くしみ渡っていくような清宮質文の芸術の魅力を紹介いたします。